Editor's Museum「小宮山量平の編集室」

日々のできごとと思いを伝えます。

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。
今年の年賀状をお届けします。
『父の言葉をいま・・・』を綴りはじめて一年が経ちました。
「“命を大事にする”という哲学を日本人はもう一度取り戻さないといけない」
父がくり返していたその言葉を胸にきざみながら、父との対話を重ねてきた一年でした。
まだまだ聞きたいことがあります。
父の遺した言葉を、これからもさぐり続けたいと思っています。

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                   Bonne  Année !


   孫の悠吾は13歳、中学生になりました。
   涼太は7歳、少学一年生です。
   もうすぐ6歳になる泰平は、この春一年生に。
   「みんな、こんなに大きくなったのよ」・・・・・・、父に語りかけます。

   “じっさい、悠吾の瞳ときたら、何という澄みようなのでしょう
   (中略)「未来」とは、正にこんな色なのでしょう。”
   著書『悠吾よ!』(2006年刊)に父はそう記しています。
   父が希望を託した「未来」に、
   「戦争」という文字が重なるようなことがあってはなりません。

   昨年の暮れ、パリの街で出会った難民の子供たちの
   こちらに向けられた瞳の色が、今も私の心につきささっています。
   どうか子供たちが戦争の犠牲になりませんように───。
   「無事に大きくなれよ」・・・・・、ひ孫たちに遺した父の言葉です。
                     
                         2016年のはじめに  
                                         荒井 きぬ枝


 

            毎年、パリに到着すると、まず訪れる小さな広場です。
           「あゝ、またここに来ることができた」・・・・・。そう思うのです。
            今年、この広場に通じる小路で、難民の家族が、すわってパンを分け合っていた
            光景を忘れることができません。