Editor's Museum「小宮山量平の編集室」

日々のできごとと思いを伝えます。

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

父の言葉をいま・・・その172

父の最期に寄り添いながら、父の“ことば”を聞きもらしてはいけないと、夢中でエンピツを走らせた原稿用紙が残っています。 亡くなる前日、私はこんなふうに書きとめていました。 みなさん、ご苦労さま (3:15) たのしかった たのしかった (3:24) おやすみ…

父の言葉をいま・・・その171

『回帰』について記した父のの文章を読み返しています。 “余りにも急速に遠くへ来てしまったような気がしてならない”。─── 進みすぎてしまったのではないか───と。 たとえば「スマホ」。 きょうこれから私は、1998年に亡くなられた岩波書店の安江良介さんに…

父の言葉をいま・・・その170

あの時と同じ風の匂い、あの時と同じやわらかな陽ざし───。 父の最期に寄り添った7年前の3月がしきりに思い出されるのです。 「死」を覚悟したと思われる父を受け止めかねて、それでも受け止めなければと 泣きながら歩いたのは、こんな風の中だった、こんな…

父の言葉をいま・・・その169

2011年3月11日東日本大震災───。 その冊子は、父が亡くなる二日前に届きました。 八十二文化財団から刊行された「地域文化」100号記念号です。(2012年4月刊) “百歳圏からの便り─八度目の干支(辰年)を迎えて─”と題された父の文章が掲載されています。 「3…