Editor's Museum「小宮山量平の編集室」

日々のできごとと思いを伝えます。

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

父の言葉をいま・・・その248

『千曲川 第四部』の中の“学徒出陣”のさし絵を前に、それを描かれた長新太さんのことを思っています。 『千曲川』の第一部から第四部まで、表紙とさし絵を全部担当してくださった長さん。 “ぼく”であり、“その子”であった父にずっと寄り添っていてくださった…

父の言葉をいま・・・その247

『千曲川第二部 青春彷徨』。 東京商科大学の学生だった“ぼく”は、光くんという少年と出会います。 《求むアルバイト──家庭教師5、》 その掲示を見たとたん、ぼくの心が動いたのは、なぜだろう。 (本文より) 正に、光くんはぼくの心を射ぬいてしまった。あ…

父の言葉をいま・・・その246

2015年の年賀状に、私はこのような文章を書きました。 昨年の暮れ、16度目のパリを訪れました。 ナチスとユダヤに関する資料が展示されている「ショア記念堂」。 隣りの小学校の壁には、フランスの警察に連行され アウシュビッツへ送られた子供達の名前が刻…

父の言葉をいま・・・その245

児童詩誌「きりん」がB5版になってから休刊となるまでの4年間、刊行された6冊の表紙はそれぞれ、長新太さん、井上洋介さん、田島征三さん、瀬川康男さん、宇野亜喜良さん、赤坂三好さんが担当されています。 若い日の画家の方たちが「きりん」を支えてくださ…